その風に誘われ その声に気付かされて 僕らはこの夏を仰いだ 果てしない青の彼方 君は今何処に この雨は今でも そう雨は今でも ことを洗い流してくれる 心に刻まれる気持ち ひとつひとつ 響いた 微動で繊細な波動 音もなく変わりゆく世界 真夏の光線だけが僕…

忙しい街並みにたたずむ珈琲店 僕が潔く踏み入れた聖域で 抑えられないほどの憂鬱を 美しく断ち切ろう 甘い理想も 苦い現実も この珈琲が優しく溶かしてくれる 狂おしく響くきれいな旋律 離れそうで離れない感覚 ただの一滴でさえ 尊く想うよ 最幸の神秘に触…

この夜が明けたら 太陽の裏側を見に行こうよ 何も飾らなくてもいいよ その体でそのままを受け止めてくれ 君が思うよりも この世界は広く深く果てしない 血の騒ぎは終わりを知らない 思うがまま味わうがいい さあ あの境界線を越えて 何よりもかけがえのない…

午後の下で行き交う車 静かな人々と併せれば そこに生まれる ありふれた日常 それでも僕は今を不思議に思うよ 少し妙な匂いが全てを刺激して 何もかもを愛おしくさせる 特別な時間が始まっている 目を閉じてゆっくり仰げば 心は揺れて弾ける もっと遠くまで…

夢をうたいながら この夜を転がしてやろう ハートに火を点けてやるよ もうその手を離さないでくれ あの崖を越えて 今を抱きしめて 俺等は走り続けるのさ そして真夜中の彼方へ ファスト・ドライブ ギリギリでいいのさ 自分なりの生き方なんて 真っ直ぐなだけ…