詩街地

自作の詩を投稿します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

年末年始の詩

ああそうか もうすぐ今年が終わるのか 暖かい夜の中で こたつに浸りながら 一年を思い返していこう 何度笑ったのだろう 何度怒ったのだろう どれだけ成功したのだろう どれだけ失敗したのだろう どれだけ生きてこれたのだろう それなりに得たものがあったな …

ハロー、クリスマス

ハロー、クリスマス 今年も雪の華が舞い降りてきたんだね ハロー、クリスマス 聖なる夜にこの純粋な句をどうぞ ハロー、クリスマス 街も人も慌ただしくて手に負えられなくて それでも皆の笑顔に喜ぶ私がいて 人波の間を縫って買ったプレゼント あの人に渡し…

逢いたい2人

逢いたくて たまらない 白く染まった一本道 静かな大地を踏みながら 一人「孤独」を知った 冬の空はいつもと違う鳥たちが飛び交うよ 冷たい風を受けて旅立っていくものたち どんなに暖かい服を着ても 煮え切らない想い 切なくて 逢いたくて 逢いたくて 探し…

Winter Season

風の強い12月の街 今も雪が積もっているね 静かに 息は白い 別に苦しくなんかない 何気ないマフラーが落ち着かせてくれる 行き交う人を見ると 不意に込み上げてくる 果てない想い 今 君に会いたいと思った そして あの夢を叶えたかった だから 涙が溢れて…

あの響きの彼方へ

この世界は何よりも残酷で美しくて君はその詩といくつもの音色で形なき幸せを自分らしく包み込んでありのままの想いを伝えてきた まだ早すぎるよあの空の彼方へ その身を捧げるのは君らしく旋律を紡ぎあっていたじゃないか夢が霞み尽きたのかい自由という名…

平と成

平と成が交わりあった時代苦楽が激しかっただろう大地の囁きで廃れそうになった文化も支え合えた誰かがいたから続けられた 平と成が交わりあった時代僕らは何を想うのだろうただ駆け抜けて疲れて全てを投げ捨ててそれでもどうにか奮い立たせてここまで来れた…

Thinking of you

どれだけ叩かれても 守るべき存在なら いくらでもこの詩を捧げるよ これは恋でも愛でもない ボクとキミだけしか知らない 唯一無二の甘い世界 手を取り合って ハミングを交わして 謳おう 強く永くこの想いを あの雨も風をも越えて いざ拓こう 新たなる二人の…

MARS

Where is here Why did you end up here Where is the exit Why am I here No matter how much I keep shouting No one will answer It has finally begun A new era that no one could have predicted Invited by an angel Guided by the devil Beyond the …

大切な灯を

灯をともそう 流れゆく時の中で 確かな愛をしっかりと受け止めよう 灯をともそう もう迷わなくていいから 握りだした手は もう離さないから 白い息が仄かに香る夜 机の上には恋しい晩食の破片 君は誰よりも忙しく生きているね その腕の傷をひたむきに隠しな…

ハロウィン・ベイベー

ハロウィン・ベイベー 始まるぜハロウィン “START THE HALLOWEEN” 時計の針が12時を指すと それは始まってしまうのさ 年に一度のお祭り 今日だけは見逃せない 衣装着てウェイクアップ 力抜いてスタンドアップ さあ行こう 今宵はミステリー・パーティー ハロ…

GO

目の前の景色 言う間でもない 新しい展開 ここにあるから ただ手にしたらそこで終わり? 些細な運命が僕を変えていくよ 地平線の彼方 果てしない世界 重ねられた今をムダにしたくない さぁ誰もが迷ってきた分かれ道 「行こう」と決めたのは誰なんだい? まだ…

Ah Ah Ah

君のその密かなる楽園 陽が昇るまでに全て奪い去りたい 僕の気付かない内に この肌は 幽かに確かな快感を求めたがっていた 適当に裁いたら 本能が抑えられて この夢が朽ち果ててしまいそう 今宵 この部屋で己を舞い上がらせよう 目を閉じて 傷を忘れ 我に誓…

風浴び

高すぎる理想に悩んでいるのなら ここへおいでよ 風を浴びて気持ち良くなろうよ 全てを洗い流してくれるよ 清らかで爽やかになれるよ 感情なき風が ほんのささいな風が 狂おしく静かに僕を包み込む さぁそのままの姿で 新世界へと僕を導いておくれ

月が燃える夜に

あなたの声が あなたの言葉が この胸を貫く あなたの肌が あなたの吐息が 全てを震わせる この部屋の中で 想いは舞い上がって 優しく激しく 未来が創られていく ああ ああ ああ 快感を分け合おうよ 月が燃える夜に ああ ああ ああ もっと羽を広げよう 月が燃…

forbidden soul

薄暗い部屋に咲き誇る愛の花 萎えないように 枯れないように 二人で全てを出し切ってしまおう 服を華麗に脱ぎ捨てた君の 純粋な素肌が その仕草が 俺の細胞を激しく刺激させる あとどれだけ想いを曝け出せば 二人の果実が甘く実るのかそんな難題をも包み込ん…

愛の確信

心の真ん中から愛を伝えたいんだ イラつくほど暑い荒野から 爽やかな想いを伝えたいんだ 君がどうであれ僕は突き進むよ 向こうから剣が飛び出してきたって 突然この大地が爆発したって 君への想いは変わらないんだ それが真実なんだ 何のひねりがなくてもい…

BREAK OUT

運命論なんて信じない 一から突き抜けたい 聞こえていますか これは僕の中の僕の言葉 煌めいて 思い通りの空が映える くだらない壁を壊して 夢の彼方へ 僕は進む ここからだという時に限って エネルギーが枯れていく 聞こえていますか これが僕の中のヤワな…

バスを待ちながら

バスを待ちながら 何気なくさわる携帯電話 奥に吸い込まれていきそうで ああ苦しい でも楽しい バスを待ちながら 相変わらずしてしまう妄想 もう誰にも止められないよ ああ苦しい でも楽しい バスを待ちながら 見回す 彩りであふれた街並み もはや時代など関…

泣いてしまいそう

あの日あの場所で遊んでいた奴らは 就職活動の最中 誰も耳を傾けてなんかくれない この前初めて飲んだお酒は 甘くて苦くて訳が分からなくて ただ誰かにこの事を伝えたかった 休みなんて 結局どこかで終わってしまうんだね 当たり前の事を 何気なく吐き出した…

ありあまる詩

どこまでも広い草原に佇んで 鼻歌を歌いながら 僕は気付いてしまった この空間に溢れている幸福に 流れ行く列車は東の憂鬱へ 何気ない太陽は西の快楽へ 運命を抱えながら進んでいるけれど 僕は全てを愛しく想うから さよなら未来 灰と化して空を舞え もう走…

夜性の男

ナイフを隠してさ迷い続けている男 白くも黒くもない容姿 況してや少年でも老人でもなくて くだらない己を壊すために 夜を歩いている男 月光を浴びたら全ては始まる あのトンネルをくぐり抜けてしまおう 可愛い少女に近づいてみよう 彼の中で無意識に広がる'…

詩人のテーマ

素材とアイデアは完璧 でも上手く形にすることが出来なくて 道をさまよっていた 新米詩人 まずは筆と友達になろう 次に詩の基礎を根底から学ぼう 何度この行程を繰り返しても 積み上がっていくのは蒼い鬱だけ 杜甫さんと李白さんに会いに行こう いいや 宮沢…

生きて

あの空が晴れないのは 僕が精一杯生きていないから この風が止まないのは 僕が精一杯超えていないから 今を見つめるのは 難しいことですか 自分を見つめ直すのは 歯痒いことですか 生きて 生きて 生きてよ そこがゴールじゃないんだよ 生きて 生きて 生きて…

春風

もうダメだと思っていたけれど その声が その笑顔が この胸を震わせたんだ あとどれくらい走れるのだろう ささいな悩みは尽きないけれど 今は何よりも自分を信じてみるよ 会いに行くよ 夢を抱いたまま 春の風になって この街を新しい色に塗り替えていくよ 春…

夏言

今君のもとへ 会いに行きたいよ 街は色付いて 涼しげな風の中 一人立ち尽くしたまま 瞳を閉じた どうやって咲くのだろう 優しく逞しい あの向日葵は 爽やかな日差しと 雲一つ無い空 鳥は朗らかに鳴いて舞い渡る どんな気持ちなのだろう 僕ですら分からない …

この雨はもうすぐ上がるよ この風はもうすぐ止むよ 絶望からもうすぐ解き放たれるよ 至福の時間がもうすぐ始まるよ 空が笑っているよ 鳥が歌っているよ 街も民も大喜びしているよ そこにはかけがえのない景色があったよ 虹が映えているよ 大きく 優しく 鮮や…

雨色喫茶

ああ 何だかんだで今日も この聖地に辿り着いてしまった ねぇマスター いつもの渋いコーヒーをちょうだい ねぇどうして 僕らは同じ過ちを繰り返すのだろう 味気ない人生でもいいのかなあ 大事なものは目には見えないし 案外すぐそばに真実はあるし 数多の闇…

白い部屋

真夜中の静寂に怯えて辿り着いた白い部屋で僕は何を思うのだろう 走り出した勢いは僕を狂わせた街へ繰り出した神様に何かを尋ねた花に出会った手を伸ばしてその花弁を散らせたそして僕の将来は途絶えた 何が正しいのだろう何が間違いなのだろう掌に問いただ…

「我」

ノートの切れ端に小さな絵空事を書いては破り捨て結局葬るんだ あまりにも嬉しくて快楽の泉に浸ってしまうよあまりにもつまらなくて目の前の壁を睨んでしまうよ 一人で演出して一人で盛り上がっているそんな日常が僕を幸せにしてくれている 生きているだけで…

雨想い

何気無い雨音や雨の匂いに 心を掴まれる僕がいることに気付いた 空は果てしなく澄み渡る灰色で 風も少しだけ荒々しく吹いていて 僕はこの雨色に帯びた風景を 脳裏に愛おしく焼き付けたよ あの雨への憎悪 あの雨へのもどかしさ 何度体に染み込ませてきたこと…