風の強い12月の街
今も雪が積もっているね 静かに
息は白い 別に苦しくなんかない
何気ないマフラーが落ち着かせてくれる
行き交う人を見ると 不意に込み上げてくる
果てない想い
今 君に会いたいと思った
そして あの夢を叶えたかった
だから 涙が溢れてくるよ
寒い夜の小さな独り言
伝えたい 届かなくても 君に
過ぎ去った存在にどうしたら戻れるの
あの日君になぜ伝えなかったの
僕のそばで押し寄せる後悔の波は
雪をも貫いて 激しく迫り来る
寒い夜の小さな独り言
伝えても君に届くわけないだろう
こんな僕なんか
どれほど辛くても
街は冬色に染まっていくだけで