詩街地

自作の詩を投稿します。

灰色の午後

午後の下で行き交う車

静かな人々と併せれば

そこに生まれる ありふれた日常

それでも僕は今を不思議に思うよ

 

少し妙な匂いが全てを刺激して

何もかもを愛おしくさせる

特別な時間が始まっている

 

目を閉じてゆっくり仰げば

心は揺れて弾ける

もっと遠くまで進んでいきたい

清い雫が降り注ぐ前に

 

全てを好きになれる僕は

誰よりも幸せなのかもしれない

さあ新しい空間を歩こう

不確かな心ともに