2024-04-26 冷たい雨 藍色に染まる街並み 立ちすくむ僕は 逃げていく君を そっと見届けたまま 傘なんて必要ない どうせ心の中 また濡れていくんだし 風だって吹いている しおれた体 僕の大切なものが眠っていく 光だった君 失って初めて気づいた 一瞬のすれ違いが 空間を引き裂いて 全てを終わらせる なんて負なことだろう 当たり前のように 過ぎてしまう時間 土砂降りの雨を 久しく運命だと思った 冷たい雨 小さな闇の空間に降り注ぐ 光だった君 失って初めて気づいた 君が振り向くまで