詩街地

自作の詩を投稿します。

それは運命だった
閉ざされた扉を叩いているのは
誰でもない僕だった
それは光だった
この部屋の中に何かが舞い降りた
全てを愛しく思えるようになったんだ

今、何がしたいの?
いつも何かを考えては弾けていたね
果てしない妄想に走りながら
広すぎる世界に疲れていた僕がいた
窓の向こうで君が待っている
太陽も街も僕を待っている
今だけは見逃せないんだ
気がつけば扉を壊している僕がいた

それは運命だった
僕を誰よりも強く磨いていくのは
誰でもない僕だった
それは光だった
地上を歩いていく意味を初めて知った
今だけは見逃せないんだ
気がつけば僕を活かす光があった