詩街地

自作の詩を投稿します。

バスを待ちながら

バスを待ちながら
何気なくさわる携帯電話
奥に吸い込まれていきそうで
ああ苦しい でも楽しい

バスを待ちながら
相変わらずしてしまう妄想
もう誰にも止められないよ
ああ苦しい でも楽しい

バスを待ちながら
見回す 彩りであふれた街並み
もはや時代など関係ないのさ
ああ和やか そして楽しい

バスを待ちながら
ふと振り返る自分の姿
この僕を何が包んでいるのだろう
そう思った刹那
君が現れたんだ