眠気覚ましで飲み干した缶コーヒー
やけに甘くて苦くて渋かった一杯
俺にふとした快楽を与えてくれる
ああなぜだろう ただそれだけのことで
空っぽの体に確かな火が灯されるんだ
目の前の聖域が鮮明に見えるのさ
無謀なことだからと夢を諦めていた
何がどうであれ現実には逆らえないから
そんな過去を燃やし尽くすかのように
東の空から映える太陽が
俺を照らすのさ 時は始まるのさ
弱音ばかり吐いていたあの頃とはオサラバだ
行け 野次を抜けて
風を仰げ 今を走れ
行け 俺は俺だ
ただ一つの道を走れ