今君のもとへ 会いに行きたいよ
街は色付いて 涼しげな風の中
一人立ち尽くしたまま 瞳を閉じた
どうやって咲くのだろう
優しく逞しい あの向日葵は
爽やかな日差しと 雲一つ無い空
鳥は朗らかに鳴いて舞い渡る
どんな気持ちなのだろう
僕ですら分からない
どれほど果てを分かっていても
やがて原点を好む季節
苦く辛かった部屋を抜け出して
この地に辿り着いた
僕は大人になったのか
変わっていないのか
そんな悩みは夏風にくるまれて消えた
今はこの夏に彩られよう
そして僕は歩き出した
今君のもとへ 会いに行きたいよ