詩街地

自作の詩を投稿します。

夜路を駆け抜けて

急に目が覚めた 何かを思い出した

外へと飛び出した どこまでも純粋な気持ちで

空の三日月が何故か心にしみて

立ち止まり夜風を浴びて また走り出した

 

あの日何気なく吐き出した僕の言葉が

繊細な君の心を突き刺したんだ

この罪を犯していながら 分かっていながら

何もせず過ごしていた僕がいた

 

僕の底から這い上がろうとしている言葉を

今胸に秘めて この夜路を行く

 

一千一秒も延々と

変わりなき友情を磨いてくれた

どこまでも輝いていた過去の破片が

走馬灯の如く 脳を巡っていく

君に出会い 君と学んで

君を想って また君に出会って

時はどこまでも鮮やかに刻まれていた

かけがえのない形が僕らの全てだった

 

会いに行く

君に会いに行くよ

確かな意志を連れて