詩街地

自作の詩を投稿します。

GO

目の前の景色 言う間でもない 新しい展開 ここにあるから ただ手にしたらそこで終わり? 些細な運命が僕を変えていくよ 地平線の彼方 果てしない世界 重ねられた今をムダにしたくない さぁ誰もが迷ってきた分かれ道 「行こう」と決めたのは誰なんだい? まだ…

Ah Ah Ah

君のその密かなる楽園 陽が昇るまでに全て奪い去りたい 僕の気付かない内に この肌は 幽かに確かな快感を求めたがっていた 適当に裁いたら 本能が抑えられて この夢が朽ち果ててしまいそう 今宵 この部屋で己を舞い上がらせよう 目を閉じて 傷を忘れ 我に誓…

風浴び

高すぎる理想に悩んでいるのなら ここへおいでよ 風を浴びて気持ち良くなろうよ 全てを洗い流してくれるよ 清らかで爽やかになれるよ 感情なき風が ほんのささいな風が 狂おしく静かに僕を包み込む さぁそのままの姿で 新世界へと僕を導いておくれ

月が燃える夜に

あなたの声が あなたの言葉が この胸を貫く あなたの肌が あなたの吐息が 全てを震わせる この部屋の中で 想いは舞い上がって 優しく激しく 未来が創られていく ああ ああ ああ 快感を分け合おうよ 月が燃える夜に ああ ああ ああ もっと羽を広げよう 月が燃…

forbidden soul

薄暗い部屋に咲き誇る愛の花 萎えないように 枯れないように 二人で全てを出し切ってしまおう 服を華麗に脱ぎ捨てた君の 純粋な素肌が その仕草が 俺の細胞を激しく刺激させる あとどれだけ想いを曝け出せば 二人の果実が甘く実るのかそんな難題をも包み込ん…

愛の確信

心の真ん中から愛を伝えたいんだ イラつくほど暑い荒野から 爽やかな想いを伝えたいんだ 君がどうであれ僕は突き進むよ 向こうから剣が飛び出してきたって 突然この大地が爆発したって 君への想いは変わらないんだ それが真実なんだ 何のひねりがなくてもい…

BREAK OUT

運命論なんて信じない 一から突き抜けたい 聞こえていますか これは僕の中の僕の言葉 煌めいて 思い通りの空が映える くだらない壁を壊して 夢の彼方へ 僕は進む ここからだという時に限って エネルギーが枯れていく 聞こえていますか これが僕の中のヤワな…

バスを待ちながら

バスを待ちながら 何気なくさわる携帯電話 奥に吸い込まれていきそうで ああ苦しい でも楽しい バスを待ちながら 相変わらずしてしまう妄想 もう誰にも止められないよ ああ苦しい でも楽しい バスを待ちながら 見回す 彩りであふれた街並み もはや時代など関…

泣いてしまいそう

あの日あの場所で遊んでいた奴らは 就職活動の最中 誰も耳を傾けてなんかくれない この前初めて飲んだお酒は 甘くて苦くて訳が分からなくて ただ誰かにこの事を伝えたかった 休みなんて 結局どこかで終わってしまうんだね 当たり前の事を 何気なく吐き出した…

ありあまる詩

どこまでも広い草原に佇んで 鼻歌を歌いながら 僕は気付いてしまった この空間に溢れている幸福に 流れ行く列車は東の憂鬱へ 何気ない太陽は西の快楽へ 運命を抱えながら進んでいるけれど 僕は全てを愛しく想うから さよなら未来 灰と化して空を舞え もう走…

夜性の男

ナイフを隠してさ迷い続けている男 白くも黒くもない容姿 況してや少年でも老人でもなくて くだらない己を壊すために 夜を歩いている男 月光を浴びたら全ては始まる あのトンネルをくぐり抜けてしまおう 可愛い少女に近づいてみよう 彼の中で無意識に広がる'…

詩人のテーマ

素材とアイデアは完璧 でも上手く形にすることが出来なくて 道をさまよっていた 新米詩人 まずは筆と友達になろう 次に詩の基礎を根底から学ぼう 何度この行程を繰り返しても 積み上がっていくのは蒼い鬱だけ 杜甫さんと李白さんに会いに行こう いいや 宮沢…

生きて

あの空が晴れないのは 僕が精一杯生きていないから この風が止まないのは 僕が精一杯超えていないから 今を見つめるのは 難しいことですか 自分を見つめ直すのは 歯痒いことですか 生きて 生きて 生きてよ そこがゴールじゃないんだよ 生きて 生きて 生きて…

春風

もうダメだと思っていたけれど その声が その笑顔が この胸を震わせたんだ あとどれくらい走れるのだろう ささいな悩みは尽きないけれど 今は何よりも自分を信じてみるよ 会いに行くよ 夢を抱いたまま 春の風になって この街を新しい色に塗り替えていくよ 春…

夏言

今君のもとへ 会いに行きたいよ 街は色付いて 涼しげな風の中 一人立ち尽くしたまま 瞳を閉じた どうやって咲くのだろう 優しく逞しい あの向日葵は 爽やかな日差しと 雲一つ無い空 鳥は朗らかに鳴いて舞い渡る どんな気持ちなのだろう 僕ですら分からない …

この雨はもうすぐ上がるよ この風はもうすぐ止むよ 絶望からもうすぐ解き放たれるよ 至福の時間がもうすぐ始まるよ 空が笑っているよ 鳥が歌っているよ 街も民も大喜びしているよ そこにはかけがえのない景色があったよ 虹が映えているよ 大きく 優しく 鮮や…

雨色喫茶

ああ 何だかんだで今日も この聖地に辿り着いてしまった ねぇマスター いつもの渋いコーヒーをちょうだい ねぇどうして 僕らは同じ過ちを繰り返すのだろう 味気ない人生でもいいのかなあ 大事なものは目には見えないし 案外すぐそばに真実はあるし 数多の闇…

白い部屋

真夜中の静寂に怯えて辿り着いた白い部屋で僕は何を思うのだろう 走り出した勢いは僕を狂わせた街へ繰り出した神様に何かを尋ねた花に出会った手を伸ばしてその花弁を散らせたそして僕の将来は途絶えた 何が正しいのだろう何が間違いなのだろう掌に問いただ…

「我」

ノートの切れ端に小さな絵空事を書いては破り捨て結局葬るんだ あまりにも嬉しくて快楽の泉に浸ってしまうよあまりにもつまらなくて目の前の壁を睨んでしまうよ 一人で演出して一人で盛り上がっているそんな日常が僕を幸せにしてくれている 生きているだけで…

雨想い

何気無い雨音や雨の匂いに 心を掴まれる僕がいることに気付いた 空は果てしなく澄み渡る灰色で 風も少しだけ荒々しく吹いていて 僕はこの雨色に帯びた風景を 脳裏に愛おしく焼き付けたよ あの雨への憎悪 あの雨へのもどかしさ 何度体に染み込ませてきたこと…

日常を往こう

誰もいない昼下がりの浜辺をゆっくりと歩こう 犬や風と戯れながらどうだよ 今の気持ちは外の世界も決して悪くはないだろう 向こうから流れてくる海の匂いも飽きの来ない砂の快感も僕の全てを果てしなく刺激させているああ 日常ってこんなにも奥深いものなの…

蒼い朝

「どうしてこうなったのだろうどうしてこの道を歩いているのだろう」静寂な陰鬱は今日も生きている 煩わしい朝の満員電車の中で何度僕に僕のことを尋ねても結局は無に終わるのさもう 一人で生きられないよ度重なる緊張感と責任感は後先の事なんて何も知らな…

懐憶

部屋の片隅の小さな花を そっと撫でながら 窓の外を眺めて ただ一人で黄昏るの 聞こえていますか 届いていますか誰よりも愛しいあなたへ あの日のことなら 今でも覚えているよ あの日の歌なら 今でも歌えるよ あの日の朝日は いつもより輝いていたよ あの日…

バングナイトドライブ

「ったく…」不意に呟いた独り言 誰に向けて言ってんのか分かんないけど 相変わらずの救いようのない惨状ぶりで 嫌気が差しまくる日々に疲れてきたんです 今日も自分なりに進んでいく夜間高速 窓の向こうの景色に負けてしまうような 後悔だらけの時に浸りたく…

レクイエム

今日で何度目なのだろう 去り逝くあなたを想い立ち止まるのは 降り続く雨があまりにも優しすぎて 思わず泣いてしまったよ ふと緩んだ空気で その反動で 大切な言葉を上手く伝えられたらなぁ あの日あなたから得た欠片たちは 今もこの胸の中で健やかに生きて…

それは運命だった 閉ざされた扉を叩いているのは 誰でもない僕だった それは光だった この部屋の中に何かが舞い降りた 全てを愛しく思えるようになったんだ 今、何がしたいの? いつも何かを考えては弾けていたね 果てしない妄想に走りながら 広すぎる世界に…

潜水

音の無い世界でただ息を殺した 目の前に広がるのは無数の欠片 そうさ今 僕は潜水したんだ 自分で自分を試しているんだ 青く澄んだ空に見守られながら 果てない底へと突き進んでいくんだ 甘く苦い空気をただ噛み締めた ゆらゆらと無意識に揺れる泡 たった今 …